北海道自転車旅(道東・桃岩荘編)その4

【4日目 佐呂間~紋別~興部~雄武~歌登】

今日は佐呂間から歌登までオホーツク海沿いに北西にひたすら走る。そんな1日。

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ライダーハウスの朝食。目玉焼きが北海道なのと梅干のお皿が帆立型なのがポイント。出発する時には大きな旗を振ってお見送りして頂いた。少し恥ずかしいような気もするけど、ここまでして頂くとお別れするのが一層寂しくなる。色んな話を聞けたし、とても良い宿でした。こういうお見送りの仕方をしてもらったのは初めてだったけど、北海道のライダーハウスユースホステルだと結構あるんじゃないかな。多分。まずは巨大なカニの爪と揚げたてのかまぼこを目当てに紋別を目指す。

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サロマ湖の湖畔沿いを走っているとSLの宿というのを発見。配線になって使われなくなったSLをそのままライダーハウスとして利用しているらしい。シャワーもあるみたいだし格安で泊まれるみたいなのでこういうところに泊まるのも面白いのかもしれない。駅舎もそのまま残っててそこに泊まることも可能。そのまましばらく走っていると進行方向に超でっかいカニの爪が見えてきた。

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紋別に到着。巨大なカニの爪はオホーツク流氷館の近くにそびえたっていた。思ってたのよりもずっと凄い。想像を上回る大きさに唖然。こんな巨大なカニが海から出てきたら人々は恐怖のどん底に突き落とされると思う。ただ、きっと早々にやっつけられて缶詰にでもされてしまうんだろうな。やっぱり観光名所になっているみたいで写真撮影している人が他にもいた。ここで突然、震災の関係で旭川から物資を運びに来ているという2人組に話し掛けられる。しばらく雑談をしていたら一緒に写真を撮ろうという話になってカニの爪の前でダブルピースして記念撮影。今見てみるとシュールな感じだけど、結果的にいい思い出になった気がする。元気にしてるかな。

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氷を割って進むガリンコ号。今はガリンコ号Ⅱが現役みたいなのでこちらは初代のものだと思われる。スクリューで氷を砕くらしい。

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ちょうど昼時なのでかまぼこの前に海鮮丼を食べることに。

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テーブルで調理ができるようになっていた。ボタンエビも頼んだので自分で焼きますかと聞かれたけどそれだけ焼くのもなんだかあれだったので調理してもらった。

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カニいくら丼とボタンエビとカニの味噌汁。一昨日のホテルの夕食バイキングにあったカニの味噌汁が異様にうまかったのでまた飲みたくなってしまった。海鮮丼はどこにいってもクオリティが高い。さて、お次は大本命のかまぼこ。

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そんなに離れてなかったのですぐに到着。

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カマボコは種類がたくさんあってケースから好きなものを自分で選べるようになっている。レジに持っていくとその場ですぐに揚げてくれ、2階の飲食スペースで食べれるようになっていた。カニマヨボール、チーズボール、タコボールの3つをチョイス。

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よくある小さな個別包装の袋に入ってる醤油で食べるようになってるんだけど、醤油をとって席まで持ってくと、常連客っぽいおじいさんが全自動で有無を言わさず醤油の袋を針で刺してカマボコにかけてくれた。お心遣いはありがたかったけど空いた穴から醤油が縦横無尽に飛び散ってお盆の上が大惨事に。ちなみに写真は原状復帰した後のもの。肝心のカマボコはこれまで食べたカマボコの中で1番美味しかった。またもし紋別に来る機会があったらここのカマボコは必ず食べたい。腹ごしらえが済んだら次はデザートということで今度は興部(オコッペ)のアイスを目指して出発。オコッペとか雄武(オウム)とか北海道は面白い地名が多い。大抵はアイヌ語が基になっているらしいけど、この日に通った地名で風烈布(フウレップ)っていうのもあって何とも言えないかっこよさを感じた。「どこに住んでるの?」って聞かれたときに、「フウレップ」とか言ってみたい。

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しばらく走ってオコッペアイスの店に着くと何と休みだった。これは諦るしかないかなと思ったけど、駄目元で近くに道の駅に寄ってみることにしたら売っていて良かった。これもカマボコに負けじと美味しかった。現地の方のおすすめ情報の精度は凄い。

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続いては雄武の道の駅へ。元々寄る予定はなかったけど、大分疲れてきたし今日の目的地の歌登まではまだ多少距離があったので休憩することに。

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雄武名物の蕎麦。時間も押してきているので名物が蕎麦だったのはとてもありがたかった。これで最後まで走り切れる。

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 時間が押してきているので長居はできないと思っていたけど、展望台があったのでエレベーターで昇ってみた。オホーツク海と雄武の町が良く見える。

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歌登方面への分岐の手前にセイコマがあったので最後に飲み物を補給。震災食後なら欠品だったはずのヨーグルトが入荷されてきてた。分岐を曲がると山道にとなりしばらくヒルクライム。段々と日が沈んでいき、ホテルに着く頃にはもう真っ暗だった。

 

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ホテルの夕食、今日は毛ガニ。やっぱり北海道を旅しているとカニの比率が高くなりがちだなと思った。北海道あるある。割とリーズナブルなのにどの料理もクオリティが高かったし、温泉も良くていいホテル。溜まってきている疲れを大分減らすことができたような気がする。インスタ映えしそうな巨大な牧草ロールの近くで写真を撮れる場所もあったりして中々工夫を凝らしていて面白いなと思った。事前に調べた限りだとオホーツク海沿いってあまり宿泊施設や観光名所がなさそうで、稚内まではひたすら走るだけになりそうだななんて思っていたけど全然そんなことなく、各町にはそれぞれ特色があって想像していたよりもずっと良かった。昨日、色々と教えて下さったライダーハウスの皆さんには本当に感謝しないと。なんだかこの日は食べ物の写真ばかりだ。

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本日の走行距離:166km

~続く(おそらく)~

北海道自転車旅(道東・桃岩荘編)その3

【3日目 知床~佐呂間】

朝起きてチェックアウトをする。外に出て自転車を置いてある場所に行き、出発の準備をする。外は小雨が降っていて少し肌寒い。天気予報を確認すると雨は早々に止みそうだった。その為、レインウェアは着込まずに5:30に出発。

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少し走るとオシンコシンの滝に差し掛かる。オシンコシンの滝は海岸線のすぐ近くにある。それほど高さのないところから大量の水が落ちている。滝を眺めながら今日の予定をこなせるかどうか考えていた。昨日一昨日はそれほど疲れは感じを今日は強く感じているのにも関わらず、今日のルートは昨日一昨日よりもハードだった。今回の旅の中で1番と言っていいだろう。知床から斜里まで移動、そして川湯温泉を経由し、摩周湖屈斜路湖、美幌峠を抜けて佐呂間まで行く。峠越えありの205km。なかなか厳しいけど無理ではない。予定通りに走ることに決めて再び走り出す。まずは、斜里にある天に続く道を目指す。天に続く道とはその名の通り、地平線の先まで道が続いているというまさしく北海道を象徴するような浪漫溢れる場所である。

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次第に雨も止み、順調に進んでいく。途中で追い抜いて行った原付の旅人が落としていったと思われる寝袋の下に敷くマットを見つける。どうしたものかと思ったけど、持ち主が途中で気づいて折り返してくるかもしれないと思い拾い上げてしばらく走る。どうも引き返してくる気配がなさそうだったので、目立つ場所にマットは置いていくことにした。天に続く道も間近に迫ってくる頃、道路脇に目をやるとジャガイモの山があった。北海道と言えばジャガイモだけどここまで山のように積まれているのは初めて見た。

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天に続く道に到着。始点からその道を望むと真っ直ぐに地平線の彼方まで伸びていて終わりが見えない。壮大な景色なのだが、問題はこの道をこれから走らなければならないということだ。バイクや車ならまだしも、自転車で走るとなると永遠とペダルを漕ぎ続けることになるのではないかとすら思えてきて笑えてくる。更に問題だったのは天に続く道の辺りには天に続く道以外にも天に続いてそうな道が縦横無尽に走っていたことだった。周りを見渡せば広大なジャガイモ畑、本当に進んでいるのかどうかすら怪しく感じた。

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昨日一昨日の疲れもあって今日はペースが全く上がらない。朝食もしっかりとっていなかったので、そろそろセイコマを見つけて休憩したいところ。しかし、そんな中で盛大に道を間違える。また、やってしまった。以前にも同じようなルートミスをしたころがあったが、その時よりもましな距離なのは不幸中の幸いだ。ハンガーノックになりかけているのを感じながら、セイコマに向かうもいつまで経っても天に続いてそうな道がひたすら続くだけでセイコマになかなか辿り着かない。もう駄目かと思ったところでセイコマに駆け込むことができた。

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震災の影響で停電からは復旧してきているものの、物流がまだ回復してなく弁当類は全くない。パンやブドウや白菜の漬け物等を買って補給する。おそらく自転車で走っていてコンビニでブドウや白菜の漬け物を買うことなんて今回限りだと思う。チーズ蒸しパンとかミルクコーヒーとか北海道っぽさを取り入れるというよくわからない試みを無意識の内にしていた。とにかくこれでまた走り出せる。ただ、道を間違えた関係でこのまま予定通り川湯温泉に向かうには少し時間が足りない。その為、川湯温泉は諦めてそのままサロマ湖方面へと移動することにした。

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網走に入ってしばらくするとサロマ湖と美幌峠の分岐に差し掛かる。時間を確認してみると美幌峠を登って屈斜路湖を見て折り返すくらいの時間はありそうだった。少し迷ったが、どうせなら行ってみようという気持ちの方が強かったので思い切って美幌峠に向かうことにした。平坦な道を淡々と走って行くと途中で何かが落ちた音が。止まって確認してみるとパニアバッグを荷台に固定する部品が1つ壊れて落ちていた。何とか直せないものかと考えてみたが、すぐに無理だとわかって途方に暮れる。色々と試してみたところ、幸い走行には支障がなさそうだったのでそのまま走り出す。限界が差し迫ってくると不具合というものは一気に出るものだと感じる。そういった意味ではまだまだ油断はできない。もうこのパニアバッグは限界を迎えていると思うけど、倒れる一歩手前で踏ん張ってくれているようにも見えてありがたさを感じた。

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再び走り出して少しすると、美幌峠の本格的な登りが始まった。疲れが溜まっているからか知床峠よりも手強く感じる。そういった疲れを上手くごまかしながら登っていく。長い距離をいかに故障せずに楽に走るかという点でいうのであれば、ペダリングをどうするかというのが1つの極意なんじゃないかと思う。疲れてくると身体の軸がぶれてペダリングも乱れてくるけど、そういう時こそより一層ペダリングに意識を向ける。そもそも必要以上に疲れないようにケイデンスは高く維持するし、踏み込む脚の力の入れどころや反対の脚の力の抜きどころを意識する。身体の重さと重力を上手く使えるように心掛ける。

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そんな感じで美幌峠を登っていったら、頂上付近で下って来たライダーから「頑張れー!」と大きな声援をもらった。不思議と力が湧いてきてペースも上がり、何とか美幌峠を登り切れた。普通、峠を登っていてライダーからこんな声掛けをしてもらえることってない。旅人同士の距離がこんなにも近いのは北海道ならではだと思う。一昔前なんかは旅人の数も多くてハンドサインをするだけでも腕が疲れてしまっていたらしいが、今ではもうその数も減ってしまっていてそんなこともなくなってきている。流行り廃りというものがあるので仕方がないことだけど少しだけ寂しさのようなものも感じる。まだ北海道には過去に根付いた風土や文化が残っているけどいつまでもそのままの形で残っているとも限らない。だからこそ、そういったものに触れることができる瞬間は精一杯楽しむつもりで進んでいこうと思った。

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美幌峠の展望台からは屈斜路湖が綺麗に見えた。朝は小雨模様だったが、今は方角によっては晴れ間がのぞいている。写真を撮っているとバスツアーの団体が来て少し賑やかになった。ガイドさん達としばらく会話を楽しむ。

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ガイドさん達の情報によると売店のあげいもと三角パックの牛乳が美味しいとのことだったので買ってみることにした。牛乳は最後の1パックを自分の為に残しておいてくれていてありがたいやら申し訳ないやら。停電の影響で飲めていなかったこともあって牛乳はとても美味しかった。色々と話をしていると皆口を揃えてサロマ湖の夕日が綺麗と言っていたので見てみたくなった。時間を確認すると頑張れば何とか間に合いそうだったので急いで下ることに。

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途中でローソンに寄ると依然として弁当類が全くない状態だった。やはり物流がまだ復旧していないが、きっともうすぐのはずだ。震災の当日から北海道に来ていることもあって復旧の様子がよく見て取れる。なんだかんだで猛スピードで復旧が進んでいるところをみると人の力って本当に凄いと思える。

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外に出てサロマ湖に向かって走っていくと段々と空が赤く染まっていく。サロマ湖に着く頃には丁度夕日が沈む時間だ。地図で調べるとキムアネップ岬という場所が良さそうだったのでそこで見ることにした。

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夕日が沈んでいく、沈み切る直前には太陽がより大きく見えた。観光名所はたくさんあるし、目的地としてそこを設定することは多くあるけど、そういったものはきっかけに過ぎないのかもしれないなと思う。例えば最北端の宗谷岬を目的地にして旅をしていた場合、
どこでもドアで一瞬で宗谷岬まで行ってしまったら「ふーん」で終わってしまうかもしれない。結局のところ、そこにたどり着くまでにどんなことがあってどんなことを考えたか、どんな人に会ってどんな話をしたか等に色付けされて目的地としての意味を持つようになるのだと思う。今日の宿はライダーハウス、18:15に到着。震災の影響か時期的なものか、宿泊者は少なく、自分の他には1人だけだった。荷物をベッドに置いて風呂に入ってから共有スペースでくつろぐ。

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夕食の主菜はカボチャのコロッケ、美味しかった。ビールを他の宿泊者の方から頂いた。夕食からその後のお茶会という名の飲み会まで、宿のご主人と奥さん、お手伝いさんも含めてみんなで談笑。震災のあった日はこちらの宿も営業はしていたとのこと。電気が通っていなくてもガスと水道に影響が無ければ何とかなるようだった。こういった時に旅人さんは自分でライト等の緊急時に役立つ装備を持っていることが多く、案外心配がいらなくて頼もしく思えたと奥さんが言っていた。電話回線もアナログだった為、使えていたらしい。こういった災害時にはアナログなものほど強いものなのかもしれない。

停電については原子力発電所が停止しているのもあり、1つの大きな発電所稼働率を高めて対応していたこともここまで停電が長引いた原因なのではないかと言っていた。新たに発電所を建設している最中の今回の震災だったとのことで、タイミング的にも悪かったと言えるのかもしれない。100%の力で日々を回しているといざという時にどうにもならなくなってしまう。世の中の色んな物事に余裕が無くなってきていると感じるけど、負担を1箇所に集中させずにある程度余裕を持たせておくことができないと、目の前のことだけに囚われてしまい、先を見越した行動も取り辛くなっていく。他の宿泊者の方は自分よりもいくらか年配の方だったが、近年旅人が減ってきているのも昔ほど世の中に余裕が無くなってきたことも原因の1つにあるんじゃないかと言っていた。色んな要因があると思うけど確かにそうなのかもしれない。
明日以降のルートについて、情報が不足していたので色々聞いてみると親切に教えてくれた。紋別のカマボコやオコッペのアイスが美味しいこと、カニの爪のモニュメントのこと、利尻島のラーメンやミルピスの話、礼文島の美味しいホッケ屋の話、そして桃岩荘の話。直接現地の方や旅をしている方に話を聞きながら予定を決めていけるようになると旅が軌道に乗って来たと感じる。ガイドブック等を見て行き先を決めていくのとは違って、
今しているこの旅だからこその要素が詰め込まれていくような感覚で面白い。ある種の不確定要素みたいなもので、必ずしも予定通りにいかない方が内容が充実することもあるということを暗に示しているような気がする。

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走行距離:218km

~続く(多分)~

北海道自転車旅(道東・桃岩荘編)その2

【2日目 根室~知床】

夜、余震で1回起きたことを覚えている。2日目の主な予定は知床岬クルーズ。根室から海岸線沿いに移動して知床峠を越えてウトロまで移動する。根室からウトロまでは170km程。知床岬クルーズの出発時刻である14:00に間に合わせる為に3:00に出発する予定だったが、こういう時だから日が出るまではゆっくりしていった方がいいと宿のご主人からご意見を頂いたのでその通りにした。停電が続いている以上、暗い内に出発するのは普段以上に危ない。そもそも震災の影響で知床岬クルーズが予定通り運航される保証もない。運航に関する情報はお昼頃までにはWebサイト上に掲載されるとのこと。

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ご主人と女将さんに見送って頂いて5:30に出発。相変わらず停電は続いていて信号機は機能していない。全くテレビも見れていない為、災害の全容が未だにつかみ切れていなかった。宿のご主人曰く、こんなに長く停電が続くことは初めてとのこと。

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根室から西に移動している途中でつがいの丹頂鶴を見つけた。野生動物にとっては停電など全く関係がない。きっと普段通りの生活をしているのだろう。知床に方面に向かう為、途中で北上を始めるとしばらくして川に差し掛かった。

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橋から辺りを見渡すと湿原が広がっている。どうやらここはヤウシュベツ川湿原というらしい。観光地化が進んでなく、車だったらそのまま素通りしてしまうような場所だったように思う。ここで昨日もらったおにぎりを朝食として食べることにした。

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昨日の釧路湿原のような広大さはないものの、静かで景色も良い。気持ちの問題が大きいように思うが、釧路湿原よりもこちらの方が素晴らしい場所に感じた。北海道に来てから1番ゆったりとした時間が流れる。このまま1日中ここに居たいと思えるような贅沢な時間。しかし、ずっとここに留まる訳にもいかない。出発時間は遅れたものの、知床岬クルーズの時間にはまだ何とか間に合いそうだった為、休憩も程々に先を急ぐことにした。

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脚を止めずにただひたすら北上を続けていく。途中、道行くほとんどのライダーがハンドサインで挨拶をしてくれたのだが、それがとても嬉しく感じた。それは自分も元々はライダーだったからという思いもあるが、1番は前回北海道に来た時もそうだったことを思い出したからだ。今、北海道にいるという実感が沸き上がる。しばらくするとヤウシュベツ川湿原の近くで追い抜いて行った車の人が道の駅で休憩していた。大きな声で「休んでいきなよ!」と言ってくれたが、なるべく早い時間帯に距離を稼いでおきたかったのでハンドサインだけ返してそのまま進む。しばらくすると休憩を終えたその車の人が再び追い抜いて行ったのだが、よく見ると車の中でハンドサインをしてくれていた。北海道は拠点と拠点の距離が長いこともあり、こんな感じの予期せぬやり取りが発生することがある。こういう時はそういったことが妙に面白く思える。

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段々と羅臼に近づいてくると今回の旅で初めて自分以外のチャリダーを見つけた。停まっていたので話し掛けてみると、震災の影響で手持ちの食料に少し不安を抱えているようだった。昨日は辛うじて営業していたセイコマも今日は閉まっている店舗ばかりで、
道の駅もまだ営業を再開していないところが多い。この後、知床峠も登るとのことだったので宿で頂いた食料をいくらか分けることにした。車も営業しているガソリンスタンドが少なくてガス欠が心配な状況だが、自転車も食べないと漕ぎ続けることはできないのでこのような状況では同様にガス欠の不安がある。普段、コンビニや道の駅等が身近にあるから安心して長い距離も走れるが、それがなくなってしまうことで状況はガラッと変わってしまう。

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知床峠クルーズの出航場所はウトロだが、羅臼に着いた時点で間に合うかどうかが微妙な時間だった。開催するかどうかは運営会社のWebサイトを参照する必要があったが、携帯電話はずっと圏外のままで使うことができない。幸い羅臼の道の駅は営業を再開していたので公衆電話を使って確認しようと試みるが、公衆電話はまだ使えない状態で、道の駅の固定電話も同様だった。ウトロに行くには知床峠を越える必要があるのだが、今の時間では全力で走らない限り間に合わない。間に合ったとしても中止になっていたら目も当てられないということで心底困ってしまった。仕方なく、開催の可能性を信じて知床峠を登り始める。

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登り始めてすぐに知床ビジターセンターという施設があった為、駄目元で使える電話がないかを係りの人に聞いてみると、電話は使えないがインターネットが使える環境はあるとのこと。事情を説明するとすぐに調べて下さり、知床岬クルーズが中止となったことがわかった。時間に余裕ができた為、館内の知床に関する映像を見たり、近くにある温泉、熊の湯でゆっくり過ごすことができた。天国と地獄は紙一重だ。

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ゆっくりした後は改めて知床峠を登り始めたが、荷物を積んだ自転車ではこれが結構きつい。ここ最近、自転車にそれほど乗っていなかったこともあり余計にそう感じる。騙し騙し登っていくと、標高が段々と上がっていき、羅臼岳が眼前に迫ってきた。

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知床峠に越えると後はウトロまで下るだけ。これで今回の旅の最大の難所を越えたことになる。宿には16:00と余裕のある時間に到着することができた。

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元々泊まる宿が停電で営業が満足にできないということで、自家発電設備のあるグループの別の宿にグレードアップ。設備もサービスも充実していて自転車旅とは思えないほど優雅な時間を過ごせた。

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 特に夕食のバイキングは料理の数も多く、その一つ一つがどれも物凄く美味しくて驚いた。停電がまさかこういった形でいい方向に転ぶとは思いもしなかった。一見悪く思えるような事柄や状況だって反転することがあるし、いざとなったら考え方一つでひっくり返すこともできる。予期せぬことを楽しむのがこういった旅の醍醐味だと思う。

 

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走行距離:173km

 

~続く(のかな?記憶力の限界に挑戦・・・)~

北海道自転車旅(道東・桃岩荘編)その1

~前書き~

9月に再び北海道に自転車旅に行ってきました。前回は函館から稚内まで縦断して礼文島まで。今回は道東を海沿いに反時計回りに周って稚内まで行き、利尻島に寄ってから礼文島の桃岩荘まで。記録として残そうにも文章を書くのがそれほど得意ではない自分にとっては骨が折れる作業です。内容が濃ければ濃いほどまとめる時間が掛かります。正直なところ書く必要もないのではないかと考えていました。そんな中、10年以上前に海外旅行に行った時のメモが出てきたのですが、それを読むことで今まで忘れていたことを鮮明に思すという出来事がありました。人の記憶というのは時間が経つと段々と薄れていってしまうものですが、手掛かりになるものがあれば呼び起せたりするものなのでしょう。そういった手掛かりを残しておくということは時間が経てば経つ程、財産のようなものに変わっていくこともあるように感じます。既に2ヶ月経過しているのでどこまで思い出せるかわかりませんが、なるべく多くの記憶の付箋を残せたらと今は思います。また、こういった作業は整理のような意味も持っているのではないかと考えています。

【0日目 羽田空港国際ターミナル】

事前に自転車を釧路空港までヤマト運輸で送り、前日にバスと電車で羽田空港国際線ターミナルまで移動(国内線ターミナルは夜間開いていなかった)。仮眠を取って朝を待つが照明と人の往来する音、そして寒さであまり眠ることができない。寝袋を輪行バッグに詰めて先に釧路に送ってしまったことを少し後悔した。この時は明日起こることなんて全く予想はしておらず、予定通りに羽田空港を出発して前回と同じように北海道を旅できると思っていた。

【1日目 釧路~根室

朝早く目覚めた。始発のシャトルバスで国内線ターミナルまで移動する。7:45発の釧路行きの飛行機に搭乗するまでの時間、朝食をとったりして過ごしていたが何やら様子がおかしい。

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新千歳行きの便が欠航になり、今日搭乗予定の釧路行きの便も搭乗を見合わせている。どうやら今朝発生した北海道の地震の影響らしい。震度7で全域が停電しているとのこと。このまま飛行機が飛ばない可能性もあったが、何とか釧路行きの便は運航できる見込みとなった。被害状況の全容が見えていない中、このまま北海道に行っていいものかどうか真剣に考えたが、釧路は震源地から離れていることもあり、停電がそう長引くことがないだろうと考えてそのまま釧路に行くことに決めた。

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安全確認のために40分出発が遅れたものの無事に釧路まで到着。まずはタクシーに乗って自転車を受け取りにヤマト運輸の営業所まで移動するが、目に映ったのは消えたままの信号機やコンビニに殺到する人たちの姿。どうやらまだ停電したままで、復旧の目途も立っていないらしい。

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当たり前のことではあるが、ヤマト運輸の営業所も停電していて荷物の受付を注視していた。受付の人と話をすると、幸い自転車の受け取りは可能で輪行バッグも帰りに利用する稚内の営業所まで着払いなら発送可能とのことだった。

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自転車の組み立てに思ったよりも苦戦してしまい準備に時間が掛かったものの何とか出発。飛行機の遅れと自転車の組み立ての手間取りで時間が押してしまっていることに加えて、停電の影響でその日の予定を急遽変更する必要があった。まず、海鮮丼を自分でカスタマイズして食べることができる和商市場は営業していない可能性が高いため断念。ひとまず釧路市湿原展望台を目指す。

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信号機が機能していないためいつも以上に注意を払わなければならない。しばらく走っていると追い打ちをかけるかのようにパニアバッグの中の物が転落。確認すると生地の接着部分が弱くなっていて四隅が綺麗に裂けている。持っていたビニールテープで補強するも粘着力が弱くてあまり効果がない。仕方なく大きめの袋の中に物を詰め込んでバッグに入れ、外側から紐で固定して対応した。

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もうそろそろ心が本格的に折れそうになってきていたが、更に悪いことに停電の影響がないだろうと考えていた湿原展望台も閉鎖しているという有様。事態の深刻さが段々と浮き彫りになっていく。

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しかしせっかく来たからと釧路湿原が見えるサテライト展望台まで歩いていったが、正直なところ景色にあまり感動を覚えなかった。ただ、その理由は景色そのものではなく現地の状況への不安が原因だと思う。時間がどんどん押していき、それに伴い心の余裕もなくなっていくのを感じる。今回の旅は事前に全ての宿を予約していたが、今日泊まる宿に連絡を取ろうにも固定電話が停電で使えなくなっているため、連絡ができない。とにかく向かうしかないが、果たしてこの状況で営業しているのだろうか。今置かれている状況では最悪のケースを想定して動かなければいけないと感じていた。宿が営業してなくて野宿になることも考えてまずは飲食物を確保することに。

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セイコマと薬局がやっていたが、弁当やパンは全て欠品、冷やさないと品質が保てない食品は販売停止となっていた。ただ状況からすると営業してくれているだけでもありがたかった。カロリーメイトやペットボトルの飲み物、そしてバッグを補修する為のテーピングテープ等を購入。バッグをテーピングで補修すると何とか危なげなく走行していける状態にはすることができた。ここからは釧路から根室までひたすら走ることになるが、距離は140km近くある。

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甘栗剥いちゃいましたのバリエーションパッケージ、「旅にでちゃいました」を眺めながら本当にこのタイミングで北海道に来てしまって良かったのかを何度も自問自答した。しかしもう何もかもが仕方ないのでとにかく走る。走る。走る。

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ほとんどノンストップで走り続けて何とか根室に入った。しかし根室に入っても宿まではまだ距離がある。明るかった周りの景色は次第に暗くなっていき、辺りは本当の闇に包まれた。道路脇の街灯、民家の灯かり、その全てがない本当の闇。そしてそれは依然として停電が続いていることを物語っている。ふと空を見上げると人工的な光に取って代わるように星がさんさんと輝いている。思わず見入ってしまうような空だったが、もうこの時はそんな時間も余裕もなかったように思う。とにかく走り倒して何とか宿にたどり着いたものの、予想通り真っ暗だった。玄関のドアは開いていた。中に入って声を掛けてみるが返答はない。受付の辺りに人の気配は全く感じられなかった。チェックインの予定時刻は1時間以上過ぎてしまっている。携帯電話は一部の都市を除いて基地局がやられてしまっているらしく釧路を出てからずっと圏外だったが、確認すると何とか繋がるようになっていた。着信履歴を見ると宿からと思われる携帯からの不在着信があった。お互いに連絡を取ろうとしていたもののタイミングが合わず上手くいかず終い。泊まることはもう諦めた方が良さそうに思った。どこで野宿するか、明日以降の予定をどうするかをそのまま玄関で考えて途方に暮れる。そんな中、2~30分程経った頃だろうか、宿のご主人が戻ってきた。よっぽど困った顔をしていたからかもしれないが、最初に「ここまで不安だったでしょう。何とかするから大丈夫だよ。」と声を掛けて下さった。そして何とか泊めてもらえることに。女将さんもその後戻ってきてくれて一度片付けた食事も再度用意してくれた。向こうも大変な時なのにこれ以上ないくらい親切にして頂いた。特に夕食は完全に諦めていたのにも関わらず通常と変わらない料理を提供してもらえたことに本当に感謝した。

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ランタンの光が照らす中で食べる花咲ガニ。こんなシチュエーションで宿に泊まることなんておそらく最初で最後だろう。花咲ガニを食べにちょっと寄るだけの予定だった根室でこんな体験をすることになるとは思わなかった。女将さんが明日の為におにぎりを握ってくれ、飲み物や非常食も持たせてくれた。
 
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明日以降の日程を予定通りこなす自信がなくなっていたが、何とかなるような気持ちにさせてもらった。何だかサービスとは何たるかや、困難に直面した際の人のあり方を教えてもらったような気すらする。本当にどうしようもない時はお手上げかもしれないけど、少しでも何とかできる余地がある内は、今できること、今やるべきことを精一杯やることが大切で、それがきっと1人1人の役割でもあるのだろうと思った。立場もその内容も人それぞれだけど。お先真っ暗な旅の始まりだった分、人の優しさがくっきりと輝いて見えた・・・という感じで初日を締めくろうと思う。
 
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走行距離:153km
 
続く(ちょっと続けていく自信ないですが)

IRONMAN70.3セントレア

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日本で開催されている唯一のIRONMANに参加してきました。今回のセントレアは以前参加した北海道の半分の距離でハーフアイアンマンと呼ばれているものです。スイム1.9km、バイク90.1km、ラン21.1km。肩の力を抜いて、レース(と観光)を楽しむことを第1に頑張ります。

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前日に選手説明会や準備を済ませてまずはスイムでレーススタート。最初は混み合いましたがその後は平和でした。後半うねりが出ていて少し苦戦しましたが、割と無難にこなせたと思います。反省点は最初の混戦で上手く抜け出せなくて集団に入れなかったことです。スイムは泳力そのものにまだまだ大きく改善の余地がありますが、ドラフティング効果を有効に使えるとスキル不足をいくらか補える面もあるので位置取りも上手くやれるようにしたいなと思います。

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続いてバイク。距離がミドルくらいになってくるとトランジションのリザルトへの影響の比率は下がってきますが、大切なパートであることには変わりません。まだまだスムーズとは言えない部分も多いのでもう少しレース前に流れを考えておくと等すると良さそうです。セントレアは前半から中盤にかけては周回コースとなっていて、その後はカーブや小さなアップダウンの多い変化に富んだ道を走るこたになります。周回コースは想像していたよりも走り易くてなかなか楽しい感じでした。後半に差し掛かるとエネルギー切れでヘロヘロに。風も向かい風の区間が多くてかなりペースダウンしてしまいました。原因は単純に練習不足。他には補給や前日からの食事の影響も少しあったかもしれません。良かった点はDHポジションを積極的に使えたこと。

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最後のランは序盤が大変でした。バイクの影響でランのペースがなかなか上げられません。おまけに日差しも強くて体力を奪われます。こまめに設置されているエイドステーションに助けられながら進んでいくと日差しも弱まってきて徐々に体力が回復、何とか最後まで大きく崩れることなくゴールすることができました。色んな方からたくさん応援してもらったこともありがたかったですし、企業の敷地内や中学校の中を走ったりとコースも独特な感じで面白かった。多くの人達の力、協力が合わさった壮大さすら覚える規模のレース。また出たいと思えるレースでした。

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一応リザルトはエイジグループで123人中23位、5時間33分でした。スイムは40分台で31位、バイクは2時間47分台で21位、ランは1時間54分台で29位。トランジションは10分台でした。3種目のバランス自体は悪くないです。自分の中で改善の余地が多い感じる種目ほど順位が低かったりしますが、種目の競技時間を考えるとこのくらいでも1つの正解と言えるのかもしれません。直近1ヶ月の練習時間は25時間に届かないくらい。距離に換算するとスイム10km(3時間)、バイク400km(15時間)、ラン60km(7時間)くらい。

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IRONMANなのでスロット授与式やアワードパーティーもありました。今回の世界大会は南アフリカで遠いということもあり権利のロールダウンが多かったように感じます。思わぬ幸運に恵まれた方も多かったのではないでしょうか。色んな意味で行くことのハードルは高いとは思いますけど凄いことだと思うので頑張ってきて欲しいです。

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名古屋と言えば味噌カツきしめん、ひつまぶし?観光面も満喫できました。ハーフアイアンマンも楽しかったですが、またいつの日か日本でフルアイアンマンの大会も開催されるといいなと思います。選手の皆さん、お疲れ様でした。運営・審判・ボランティアの皆さん、地域の皆さん、ありがとうございました。

それでは、またいつか。

横浜国際トライアスロン(スプリント)

横浜国際トライアスロンのスプリントに参加してきました。スプリントというと沼津千本浜トライアスロンしか出たことなかったので他の大会は初めてです。

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前日にはエリート等のレースが行われていたので少し早めに現地入りして観戦。世界中から選手が集まった選手がしのぎを削る姿は見応えがありました。

その後は他に参加する仲間達と説明会に出席し、夜は中華街で大宴会。レース当日の朝にトランジションの準備を一通り終えて11時に競技スタートとなりました。

Swim

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冷川丸の近くを海を1周回するコース。パラの方が近くにいましたが、片腕でがしがしと進んで行きヘッドアップで前を見る度に距離が離れていくのがわかりました。バイクもランも物凄く速くてびっくり。どうやら昨日パラトライアスロンの部に出て今日連戦でエイジの部にも参加されていたようです。そしてエイジの部で普通に入賞。何だか凄い。宇田秀生さんの東京パラリンピックへの挑戦を応援したいと思います。楽しみが一つ増えました。自分のスイムは程々の14分17秒。目標が14分30秒だったのでまずまずのスタート。波もほとんどなくて比較的泳ぎやすかったです。

Bike

トランジションを終えてバイクコースに出るとコーナリングが多いのに加えてコース上にたくさん選手がいて大混戦となってました。ここまでの状況は予想してなかったので少し困惑。意図的にドラフティングをしていると思われる選手は見受けられませんでしたが、コーナーや登りでは詰まって団子状態になっていて追い抜くのが難しいです。そして追い抜いたとしても前が詰まって差がつきにくい。コースも慣れていないのであまり攻める気にもなれず、パワーと心拍数とケイデンスは気にしていましたがどうしても加減速が多い感じになってしまいました。DHポジションも使い所が難しい。こういう場面でタイムを縮めていく為には特有のテクニックが必要です。一定のパワーでというのではなく、ポイントを絞って一気に抜いたりできないと厳しいと思いました。テクニカルな周回コースですが、都市部なので観客が物凄く多いです。応援でたくさん力をもらえるという点で魅力を感じます。純粋なバイクラップでは34分程でしたが、前後のトランジションのタイムも含まれるので41分39秒でした。目標が36分30秒だったので大幅にタイムを落としてしまってます。というのも実はこのレースではスイムエリアからトランジションエリアまで750mの距離があり、それで時間が掛かってしまうのです。トランジション自体もスムーズとは言えず、詰めの甘さを感じました。トランジションは第4の競技といわれることもありますが、特にスプリントにおいてはその比重が上がり影響が大きくなります。先輩方を見てるとここを上手くまとめてるので見習わなければいけません。今回の1番の反省点はトランジションです。

Run

ランは結構脚が残せていたのでいいペースで走ることができました。バイクで高ケイデンス、ランで高ピッチを意識するのが自分にはやっぱり合っています。バイクの走り方がランに直結しますが、1番いいバランスの取り方は千差万別なので大部分は自分で見つけてくしかありません。順調に最後まで4分10秒/kmペースで行けたので目標の21分30分は切れると思っていたのですが、結果は23分45秒。何でかというと実際の距離が少し長かったからだと思われます。GPS計測で5.8km。確かなことは言えませんが、他の方の計測距離を見ても似たような感じだったのでその可能性は高いです。つまり21分30秒で走る為には3分45秒/kmペースくらいじゃないと駄目だったのではないかと思います。やってやれないことはない気はしますが、もう少し上手く走れるようになれないと届きそうにないです。

全体のリザルトは1時間19分41秒(総合28位、年代別9位)でした。トライアスロンは特に距離やコースによって勝手が全然違うように思えて、改めて難しさと奥深さを感じました。次は距離が3倍以上のアイアンマンセントレアになりますが、準備や戦略を少しずつ変えて挑みたいです。1番苦手としてる距離ですが、それが払拭できるといいなと思います。選手の皆さんお疲れ様でした。大会の運営に携わっている皆さん、地域の皆さん、応援してくれた皆さん、ありがとうございました。

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それではまた〜。

調整ほぼ終了?

スイム、バイク、ランの調整がほぼ終わりました。週7時間を目安と言ってみたものの実際はそれより少なかったですが、中身は結構濃くできたんじゃないかと思います。スイムは750m13分30秒、バイクはFTP4倍、ランは3分45秒/kmで3kmまでは走れるくらいになりました。

本番に疲れを残したくないので基本的にはこのまま本番を迎えますが、残りの準備と本番で心掛けたいことをメモしておきます。

準備

  • バイクのメンテナンス(充電、チェーンオイル、ネジの緩みの確認、タイヤの傷の確認等)
  • 主にDHポジションでの八の字
  • ランシューズの紐を少し緩める
  • トランジションの練習(特にウェットスーツを脱ぐのに時間がかからないように)
  • 体幹系のトレーニング(普段筋トレの類はやらないけど今の状態だと確実に効果があるので少しだけ)

心掛けたいことを

  • 普段やってる準備運動をレース前にやっておく(骨ストレッチや腿上げ、脚を前後に振るやつ等)
  • スイムは自分より少し早い人に着いていけるようにする
  • バイクはケイデンス90〜100で
  • なるべくDHポジション
  • コーナリング後の立ち上がりで脚を使わない
  • パワーの目安は4倍弱で(ここを意識し過ぎると脚を使うことになるのでケイデンスと心拍数を優先)
  • 空気圧はいつもより少し下げる(7.25くらい)
  • ランはピッチを上げることを意識(脚に疲れがあると無意識に下がるけど意識して上げればペースは上がれる)
  • 心拍数は最大心拍数の9割程度を目安にする

・・・自分の場合はこんなところかと思います。初めて出る大会なので行ってみないと色々よくわかりません。細かいことはわかりませんが、前日の夕飯は中華街になりそうな気がします。

それではまた〜。