乗鞍ヒルクライムへの道(仮)

Rule#32:Enjoy the Little Things.

20170923_ゼロオフセット(Bike:55km)

バイク

先日、シートポストをゼロオフセットのものに変更。今日初実走。DHポジションが前よりも楽になりました。これまでサドルを前に出そうにもシートポストの限界でそれも叶わず。これでもう少しポジションを改良していけそうです。前々からこうしたいと思っていたけどシーズン中は慣れたセッティングから変えたくないのもあってこの時期になってしまいました。湯ノ島往復でしたが、最後の方は高速列車に乗せてもらってすいすい帰ってくることができました。

以上です。

シーズンが終わったので総括

シーズンが終わったので少し振り返ってみます。メモ。年内、あとはゆったりといきましょうか。

①3月 静岡マラソン 3時間50分24秒(ネットタイム

 サブ3.5を目指すもサブ4止まり。走ってる最中も走った後も絶不調。ここから1ヶ月くらい体調が明らかにおかしくなった。心拍数にも異常な値が出ていたことを覚えている。振り返ると貧血だったのではないかと思う。月間200kmくらい走るようになったことや、走り方の問題で足裏への衝撃が大きかったことが原因なのだろうか。対策は走り方の改善と失った分をしっかり補えるような補給。同じことをやったとして、今ならもう少しは上手くやれると思う。

②4月 焼津みなとマラソン 10km41分45秒

 当初は39分切りを狙っていたものの静岡マラソンのダメージによる準備不足で断念。それでもベストは更新できたので良かった。序盤は3分40秒/kmペースくらいでいけたのでそれをいかにキープできるかが課題。39分切りというのもそこまで無理な目標でもないはず。いつかは、という気持ちはある。

③5月  長良川ミドルトライアスロン 5時間15分

 DHバー導入後のデビュー戦。そして今年のトライアスロンチャレンジの初戦。今年はスプリント、オリンピック、ミドル、ロングに1つずつエントリー。今回はミドル。スイムの技術向上、ランでの失速を防ぐ為にバイクでどう脚を残すかという課題が見つかる。出てみてこの距離に対応できていないと感じた。スプリントやオリンピックはまだしもロングとか本当に大丈夫かと思った。

④6月   Mt.富士ヒルクライム  77分

毎年恒例のヒルクライムのお祭りに参加。登りの練習をあまりしてこなかったので結果は期待できないことはわかってたけど、この後のニセコクラシックに繋げる為に頑張った。去年よりタイムは落ちたけど納得の結果で、これならニセコクラシックの登りもなんとかなりそうに思えた。それだけでも参加の意義はあったと思う。

⑤7月  ニセコクラシック  140km4時間30分

去年のツール・ド・おきなわ市民210に続いてのロードレース。事前に立てた作戦通りに走ることができ、なんとか完走することができた。やっぱりこのくらいの距離のレースだと色々考える要素があるので面白いなという感想。自分のように力不足だと失点を抑えないと完走すらなかなか厳しい。補給も上手くいったのでロングのトライアスロンに向けてのいい足掛かりにもなった。

⑥7月  大井川港トライアスロン  2時間26分

今年は何かのレースで入賞したいと考えていて密かに狙っていたレースだったけど惨敗。総合32位、年代別9位。最後のランで暑さによる失速が1番の反省点。バイクで脚を使い過ぎたのも大いに影響があったと思う。ランで失速しない為の走り方というのがやはり重要なのだと再認識した。とは言え、この時には明確な答えはまだ見つからず。ここら辺は人によりけりだったりするので、自分なりの答えを見つけなければならないなとは考えていた。

⑦8月  沼津千本浜トライアスロン 年代別準優勝

大井川港トライアスロンで果たせなかった入賞をこのレースで果たせた。練習時間がなかなか伸ばせなかった代わりに技術面の向上を意識することで成果を出せたのが良かった。全然大したことないのは自分がよくわかっているけど素直に嬉しかった。今回のように週5時間くらいならきっとこれからもやって行ける。しかし、スプリントは何とかなったとしても果たしてロングをこの練習時間でこなせるのかと考えると厳しいだろうなと思えて気持ちが重くなった。

⑧8月  マウンテンサイクリングin乗鞍1時間19分

チャンピオンクラスでの初参加。Mt富士ヒルクライムの時以上に登りの練習がやれてなく、直前まで出るかどうかを悩んでの参加だった。せめてチャンピオンクラスの参加基準の1時間20分以内だけでもクリアしようという気持ちで走った。重いギアだと脚が最後までもたないことがわかっていたのでインナーローに近いギアだけを使って高ケイデンスで誤魔化して登る。レース後、上高地でジョギングした時にほとんどヒルクライムの疲れがなかったのでこの走り方は翌週の佐渡でも使えそうな気がした。

⑨9月  佐渡国トライアスロンAタイプ12時間52分

今シーズン最後のレース。今年の集大成。とは言え、練習時間は週5時間くらいで不安が残る。ロングを走るのはこれが2回目だけど前回は経験不足からたくさん失敗をしているので今回はそこら辺を上手くこなせたらと思っていた。特にバイクでの補給の大失敗とランでの大失速が記憶に強く残っている。とにかくロングではペース配分と補給が大切。今回は心拍数をイーブンに保つようにし、補給も高エネルギー食は避けてやり慣れた方法で切り抜けることに。バイクを軽いギアで高ケイデンスでこなすことで最後のランも歩くことなく走り切れ、目標にしていた13時間以内も達成してゴールすることができた。やれるだけのことを上手くやり切ることはできたと思う。

今年はこれまでと違ってトライアスロンをメインにやってきました。トライアスロンは短い距離から長い距離まで色々あり、見方によってはもはや別競技です。短い方からスプリント、オリンピック、ミドル、ロングとなりますが、バラバラに1つずつ出てみてわかったこともあります。向いてそうなのはスプリント、好きなのはロングということです。結果をそれほど気にせずペース配分や補給さえ上手くいけばロングって割と楽なペースでずっと行けるんですよね。スイムもゆったり泳げて気持ちいいしバイクコースもサイクリング気分で走れます。ランもゆっくりでも歩かなければそこそこのタイムでこなせます。あとはエイドステーション巡りを楽しみながらゴールを目指せばいい訳です。世界選手権やコナを目指すとなれば事情は変わってきますけど。バイクのみに絞るとロードレースが1番好きです。早くゴールできる訳ではありませんが、おきなわもニセコもとても良かったです。特におきなわはこれまで出たイベントの中で1番楽しかった。ただ、落車だけは絶対に嫌なのでその点はトライアスロンの方がいいかなと思っています。そしてヒルクライムは正直、向いてないかなと思っています。イベント外では北海道縦断をしていた時が1番充実していたような気がしますが、こちらは同じようなことをしてもその時と同じような体験はおそらくできない。そういうものだと思うし、それでいいと思っています。今年だけじゃなくてそれ以前も含めて振り返ってしまいましたが、ここまでにします。このブログで書ける内容は一部のことですが、時折、整理しないとなっていうのは思います。

以上です。

20170918_ わんふぁいんでい(Run:8km)

ラン

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ぐったりだったけど、明るい外の日差しに誘われて少しだけ走ってきました。何もしない方が疲れが抜けるとも限らないのがなかなか難しい。どちらにしようか悩むことも多いけど、両方取ることと片方取ることと両方取らないこと、どれがいいかのはっきりした答えはない。確かなのは迷い自体がそもそも疲れる原因なので、そうならずに済むようにさっさと決める為の判断基準を用意しておくか、さっさと決める為の判断力を残しておくことが良策だということ。

以上です。

20170913_30回(Run:17km)

ラン

第30回記念T会で駿府城趾の内堀を5周回。ここしばらく帰りが遅くて参加できてなかったけど今日は何とか調整、久しぶりに走ることができて良かった。まだ当面同じような状況が続きそうだけどせめて一月に一回は、何とかしよう。

以上です。

20270910_人人人(Bike:55km)

バイク

少し遅めの出発で湯ノ島へ。もともと1人で往復するつもりだったけど、ショップのサンデーライドも同じ行き先だったのでもしかしたら途中で合流できるかな?くらいの気持ちで進む。諸子沢への分岐のところで合流できてそのまま温泉まで行くと、物凄い人数が集まっていた。大体20人くらい?ここまで集まるのは割と珍しいんじゃないかと思う。なんだか賑やか(過ぎる?)な感じ。色んな人達に会えて良かったなと思う。強いメンバーもいたので下りは少し頑張って走る。下っているとトライアスロンの人達とも合流したので赤沢でしばらく談笑。少しだけご一緒させてもらってからサタデーライドに再び合流し、帰る。家を出る前は今日はやめておこうかな〜、なんて思ってたけど行ってみて正解でした。

以上です。

20170903_佐渡国際トライアスロンAタイプ(Swim:4km&Bike:190km&Run:42km)

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佐渡国トライアスロン当日。朝3時起床、3時半朝食、4時宿出発、5時トランジション、バイクを設置して(みかんを入れるような)カゴに荷物を入れる。そして受付を済ませて計測用のアンクルバンドを受け取る。不安はあるけど緊張はない。ウェットスーツを着てスタートに備える。海岸にはたくさんの参加者、スタッフ、応援の方々。大会の規模の大きさがうかがい知れる。ドローンも飛んでいた。これから泳ぐ海の方に目をやると風もなく水面も穏やか。結果はここに立つまでに大体は決まってる。今あるもので勝負して、これから起こる様々なことに上手く対処しながらゴールを目指す。少なくとも自分にだけ負けなければどんな結果であっても負けることはない。そんなシンプルだけど難しい世界がロングディスタンスのトライアスロンだと思う。全力で楽しまないと望むような結果はきっと出ない。やれるだけのことしかできないと思えば気は楽だし、それならどのくらいやれるのだろうかという前向きな気持ちも生まれる。程良い期待感の中、まずは第1種目のスイムがスタート。

スイム

佐渡のスイムコースは遠浅。しばらくは歩いて進み、深くなってきてから泳ぎに切り替える。ロングなので我先にという感じも少なくゆったりとした泳ぎ出しという印象。ただ人数が多いので他の参加者との接触は結構ある。なるべく泳ぎやすいように位置を少しずつ変えながら1周2kmのコースを2往復する。浅瀬では海底が見えて何だかシュノーケリングをしているような気分になった。3種目で考えるとまだまだ先は長いのでここで急ぐ必要はない。なるべく遠くに入水して長く減り張りをつけてストロークすることとヘッドアップの回数を減らすことを意識してマイペースに泳ぐ。後半、ウェットスーツ擦れが気になり出したのと疲れでややペースが落ちたけど、なかなか良い感じでスイムを終えることができた。トランジションも落ち着いてじっくりと行い次のバイクへ。

バイク

いつもトライアスロンの時に1番不安に感じるのはスイム。それも無事に切り抜けることができ、これからは楽しい佐渡1周ライド。沿道からはたくさんの声援。バイクは最大心拍数の75%を目安に走ることにしていた。最大心拍数が185なので140くらい。ツール・ド・おきなわの時は162だったことを考えるとかなり楽。これぐらいの方が最後のランを考えると良いと思ったし、どうせなのでサイクリング気分で行こうという割り切りもあった。パワーもスピードも、時間すらも不要なのでサイコンも外して走る。特に意識したのは高ケイデンスで走ること。徹底して踏み込まずにランの脚を残すようにする。これはこの前の乗鞍と上高地で試して上手くいってるのでそれなりに信頼できるやり方。補給食はザバスのゼリー5つとカロリーメイト5袋(実際に使ったのは3つと4袋)。ボトル2本には粉飴とクエン酸とマグオンを溶かしてある。本番では実績のあるものしか使わない方がいい。こまめに補給しながら走っていると少し眠くなってきた。考えられるのは寝不足と胃に負担が掛かってること。補給をしばらくやめて走ってもあまり変わらず。エイドでコーラをもらって飲んだら目が覚めてきた。エイドはほとんど利用。途中、おにぎりもあったので頂く。美味い。

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途中で雨に降られたりもしながら、上りの要所、Z坂と小木の坂を越えてトランジションへと戻ってきた。鮮明に覚えているのは左手に見える日本海、黄金色に輝く稲穂、そして沿道の応援。

ラン

準備を整えいざフルマラソンへ。バイクの疲れの影響はほとんどなし、作戦が成功したようだ。ただ、想定外のトラブルも。それは途中で雨が降ったおかげで靴下が濡れてしまったこと。この状態で走るとなると豆のできるリスクが増える。しかし替えの靴下なんてないし、脱いで走ると靴のメッシュ素材で足の甲がヤスリがけされてしまう。もうこのまま走るしかないのは間違いない。走り出してしばらくすると案の定足の裏に違和感が出始めた。付け焼き刃の対策ではあるけどなるべく角度をつけないよう踵から着地を心掛ける。この方が脚への負担も減りそうな気がするし長い距離を走るには理に適っているのかもしれない。あとは曲がる時に負担が掛かりやすかったのでペースを落とすようにした。ランのエイドはバイクよりも色々なものがあって毎回楽しみだった。オレンジにスイカ、おにぎりや味噌汁まで。寄らなかったエイドはなかったと言っても過言ではない。水分もしっかり摂るようにした。1周回をする時には仲間が待っていてくれた。力をもらって残り半分に臨む。ここまでは良いペースで走れている。しかし、ここからが本当の本番だと思っていた。残りの距離を走り切れるかどうかで結果は大きく変わる。30kmを超えると段々と脚が重くなりペースも落ちてきた。駄目元でエイドに置いてあるコールドスプレーを使う。ブラセポ効果かもしれないけど脚が軽くなってペースを少し戻せた。スタートした時は朝だったけど今はもう夕方。夕日が綺麗に辺りを染める。ゴールが近づくにつれ空は暗くなっていく。前の参加者が「あっ、トキがいる!」と川岸を見ながら言っていたので目をやると確かにトキっぽいのがいた。その後、その参加者がスタッフの方に「あれ、トキですよね?」と聞いていた。答えは「サギです!」だったけど「暗くてよくわからないけど」とも言ってたので真相はよくわからない。しばらく暗がりの道を走り最後の商店街まで戻ってくると、たくさんの明かりと人が。ここまで来ればあと少し。もう終わってしまうと思うと少し寂しいような気もするけど物事はどこかで終わらせなければならない。一際明るいゴールライン。長いようで短い旅はこれで終わり。

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佐渡国トライアスロンAタイプリザルト・・・12時間52分14秒(スイム 1時間28分35秒 355位、バイク 6時間42分59秒 145位、ラン 4時間40分40秒 328位)、総合192/958、年代別13位

13時間も切れ、補給も上手くいき、ランも歩かず、悔いのないレースができました。準備が十分にできない状況で臨んだ面もありますが、やれるだけのことはやれました。とは言ってもたくさんの人達の応援やアドバイスのおかげでなので運が良かっただけです。アイアンマンの時とは違ってたくさんの仲間との遠征となり、充実の佐渡ツアーとなりました。大会は来年30周年を迎えるとのことで運営の成熟度、スタッフの皆さんのチームワーク、地域の皆さんのご理解や包容力、とにかく総合力が本当に凄いです。素晴らしい大会に参加させて頂き、ありがとうございました。 

以上です。