乗鞍ヒルクライムへの道(仮)

Rule#32:Enjoy the Little Things.

乗鞍ヒルクライム本番

ついに乗鞍ヒルクライム本番となりました。

朝起きた時には曇っていたのでレース中の天気が心配でしたが・・・

会場に着いた頃にはすっかり晴れていました。

参加者達がそれぞれの思いを胸にスタートの時を待ちます。

そしていよいよ自分の参加しているクラスがスタートとなりました。

今回の作戦は「自分より少し速い人についていく!」です。
スタートの後しばらくすると、なんだか調度いいペースの列車が形成されたので、
それについていくことにしました。

心拍数がずっと170〜185で心臓が喉から飛び出しそうになりながら、
冷水小屋を47分30秒、位ヶ原山荘を56分30秒で通過していくと後5kmの看板が。

目標タイムを1時間20分に設定していたのですが、
これは切れるかどうかかなり微妙なラインです。

しかし、微妙なラインなら頑張るしかないと思いラストスパート。
なんとか1時間19分30秒でゴールすることができました。

ゴール後、荷物を受け取る為にバスの止まっている駐車場に行くと、
去年、乗鞍岳登山に来た時と同じ光景がゴール地点には広がっていました。

その時、はじめてこのレースのことを知って、
ずいぶん変態なレースだなと思っていた訳ですが、
不思議なことに1年後、自分もそれに参加をしていました。

それは登山中にすれ違ったレース後の皆さんが、
みんな良い顔をしていたことが理由かもしれません。

ゴールはしたものの自分にはまだやるべきことが残っています。

そう、去年はレース後に乗鞍岳の頂上まで登っている人達がいたんです。

その為、勝手な解釈ではあるのですが、
頂上に登るまでが乗鞍ヒルクライムだと思っていました。

幸い、最終下山時刻まではまだ時間があります。

そこで、当初の予定通り乗鞍岳の頂上を目指すことにしました。

畳平の駐車場を後にして・・・

まずは去年登らなかった富士見岳の頂上を目指します。

富士見岳の頂上に到着しました。
高く積まれたケルンが印象的です。

ここからは畳平や・・・

ヒルクライムレースのゴール地点を一望することができました。

去年登った魔王岳よりもこちらの方がゴール地点をよく見渡せます。

富士見岳を後にして、乗鞍岳の頂上を目指します。

遠くに見えるのが乗鞍岳の頂上、剣ヶ峰です。

途中、こんな感じの湖があったりします。
カルデラ湖なのかな・・・?

そしてついに、乗鞍岳の頂上へ。

頂上付近はたくさんの人で賑わっていました。

まずは標高1460mからロードバイクで2720mまで、
そこから徒歩で3026mの乗鞍岳頂上まで登りきることができました。

1年越しの目標を達成することができ、もうこれ以上ないくらい満足です。

ロードバイクをはじめて本当に良かったと思います。

後はゴール地点に戻り、下山チームに合流してスタート地点に戻ります。

試走の時には霧で見えませんでしたが、
晴れているとこんな感じで雪渓が広がっています。

試走の時には死ぬほど寒かったですが、
今日は下りも清々しい感じでしたよ。

そして、スタート地点へ戻ってきました。

おかげさまで最高に充実した時間を過ごすことができました。

何も思い残すことはありません。

乗鞍ヒルクライムに出るという目標は達成しましたが、
きっとまた別の目標も出てくることでしょう。

最後となりますが、前日に宿でビールとお茶を下さったお二方、
どうもありがとうございました。

以上〜。