乗鞍ヒルクライムへの道(仮)

Rule#32:Enjoy the Little Things.

20140726_富士山クワドラブルクライム(Bike:200km)

今日はかねてより企画していた富士山クワドラブルクライムの決行日。

富士宮口(スカイライン)→御殿場口→須走口(あざみライン)→富士吉田口(すばるライン)の順番で4つの五合目を経由しながら富士山を一周する計画です。

3つだと富士山トリプルクライムですが、今回は4つなので富士山クワドラブルクライム。とはいえ、御殿場口はおまけみたいなものなので、それほど大きな違いはありません。


http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=8a3c96ac4807353ac13e983ab8af2164

走行距離は200km、獲得標高は5340m、所要時間は休憩込みで13時間の予定で、メンバーはAKB軍曹、DOG元さん、H岩さん、H野くん、自分の5名。

日の入りから間もなくして、スタート地点(ゴール地点でもある)の富士山さくらの園を出発します。

天候は良好、一昨日から夏風邪っぽくて大丈夫かと心配していた体調も回復、ランで少し痛めた膝が少し気になるものの、フォームが崩れないように注意していれば大丈夫そうで一安心。

今回は、記念撮影の為に珍しく三脚を持っていってみました。

まずは1つ目。

キングオブヒルクライム富士山のコースであるスカイラインを登って富士宮口五合目に到着。

スカイラインは距離26.5km、標高差1,800m、平均勾配6.9%、最大勾配10.5%というとにかく長いコースです。

全員が登り切るまでに2時間15分かかりましたが、これは予定通り。

続いて2つ目。

距離は短いものの、想像以上の勾配の坂を登って御殿場口五合目に到着。他の五合目までの道と違い、ここには○○○ラインという名前はなし。

初めて訪れましたが、ここはMt.FUJI TRAIL STATIONというコミュニティースペースになっているとのこと。

特徴として、この周辺にはランナーの数が多かったような気がします。

更に3つ目。

富士山国際ヒルクライムのコースであるあざみラインを登って須走口五合目に到着。

あざみラインは距離11.4km、標高差1200m、平均勾配10%、最大勾配22%というとにかく険しいコースです。

全員が登り切るまでに1時間45分かかったのですが、とにかくここは脚を着かずに登るだけで精一杯でした。

頑張って登ったのにも関わらず今年のレース結果よりも40分以上遅かったことから、この企画の厳しさが窺い知れます。この時点で既に疲労感はかなりのもので、本当に走り切ることができるのかどうか不安に感じてきました。

道の駅すばしりで昼食をとった後、籠坂峠を越えてすばるラインの料金所まで辿り着くまでには既に満身創痍。

最後の4つ目。

Mt.富士ヒルクライムのコースであるすばるラインを登って富士吉田口五合目を目指しますが、全然ペースが上がりません。

すばるラインは距離25km、標高差1270m、平均勾配5.2%、最大勾配7.8%でスカイラインとあざみラインと比べると緩やかなコースのはずなのに、1番長くて1番険しく感じました。

それでも、何回も何回も休憩をとりながら、何度も何度も諦めそうになりながら、徐々に徐々に、長い長い長〜〜〜い坂をひたすら登っていき・・・

そしてついに!!

富士山クワドラブルクライム達成!!!

5人全員揃ってこの瞬間を迎えられて本当によかった!!

厳しい道のりだっただけに、物凄い達成感を感じることができました。

万全の状態ならみんな70〜80分くらいで登れるはずなのに、全員が登り切るまでの所要時間は2時間50分。

そして、感動のゴール。

最後は何故か全員異様に脚が回るようになってペースアップできた結果、なんとか暗くなりきる前にゴールできました。

スケジュールは1時間遅れとなってはしまいましたが、最後は予定通り花の湯で打ち上げとなりました。

今日は険しい道のりでしたが、忘れられない最高の思い出をつくることができました。

富士山クワドラブルクライムを達成できたのも、メンバーの協力があってこそだと振り返ってみて強く思います。

あんぱんパンパン事件、ウソアタック、グレーチングの罠、お札びしょびしょ事件、Windowsアナウンス、膝爆弾炸裂、自動販売機を探せミッション、最も天国に近い4合目の雲海、朝霧夜霧事件、謎のゴールデンタイム発動、軍曹行方不明事件などなど、色々ありました。

ちなみサイコンの計測では獲得標高はルートラボの5400mを上回って5700mだったとのこと。これは大体キリマンジャロ(5896m)と同じくらいの標高です。となれば、次は世界最高峰エベレストクライム(8848m)もいいかもしれませんね。もちろん、冗談ですが(笑)

AKB軍曹、DOG元さん、H岩さん、H野くん、どうもありがとうございました。

また何かやりましょう。

※ここからは、今後の為のメモとなります

★スケジュールについて

今回、事前に立てた下記のスケジュールをトップチューブにつけて臨みました。

 5:00 集合
 5:30 スタート
 5:30〜 7:45 スカイライン(27km)
 7:45〜 8:00 休憩
 8:00〜 8:25 高鉢ゲートまで下山(40km)
 8:25〜 8:50 御殿場口(48km)
 8:50〜 9:00 休憩
 9:00〜10:00 あざみラインへ移動(65km)
 10:00〜11:20 あざみライン(76km)
 11:20〜11:35 休憩
 11:35〜12:00 下山(88km)
 12:00〜12:50 道の駅すばしりで昼食
 12:50〜14:00 すばるラインへ移動(109km)
 14:00〜15:40 すばるライン(133km)
 15:40〜15:55 休憩
 15:55〜16:30 下山(157km)
 16:30〜18:30 スタート地点へ移動(200km)
 18:30 ゴール
 19:30〜21:00 花の湯で打ち上げ
 21:00 解散

概ね、予定通りに走れたと思っていますが、大きな誤算が2点。それは、あざみラインとすばるラインの登坂時間です。

あざみラインを1時間20分で登り切る予定が1時間45分(−25分)、すばるラインを1時間40分で登り切る予定が2時間50分(−70分)で合わせて95分遅れる結果となってしまいました。

疲れも考慮してスケジュールを組んだつもりでしたが正直甘くみていた感が否めないかと思います。幸い、他の箇所で予定より時間を短縮することができたので(休憩等で少しあそびを持たせていたこと、道に詳しいH岩さんとH野くんおかげでルートが完璧だったことが効いたのだと思います)、実際の遅れは1時間に留めることができました。

という訳で、結果からすると13時間のスケジュールではなく、14時間とするのが正解だったようです。

★補給ついて

今回の補給食は、ワンセコンドCCD、ワンセコンドBCAA、HONEY WALKER、塩熱サプリ8タブレットプロテイン15錠、パリンコ2袋でいきました。

経験上、甘いものに偏り過ぎていたり、刺激が強過ぎたりすると後半食べ物を胃が受けつけなくなってくるので、今回は塩っぽいものや味のない補給食も用意。ドリンクも2つ中1つは、麦茶パックを入れて水を補充するようにし、もう1つはかなり薄めたスポーツドリンクにするなど工夫してみました(麦茶パックは結構よかったので、今後も使っていきたいと思います)。また、カフェイン入りのものは避けました。レースならカフェインは欲しいところですが、ロングライドだと胃に負担がかかり過ぎる気がして個人的には敬遠したいところです。後は、キャップ付きのものを選ぶようにして少しずつこまめに補給をするように注意しました。

それ以外の補給は、あざみラインの手前のローソンと、道の駅すばしりでの昼食、すばるライン後に鳴沢のセブンの3回。

回数及びタイミング的にこれがベストだったと思います。昼食は食べ過ぎると気持ち悪くなったりすることもあるので、量も考慮して選んだ方が良さそうです。ちなみに昼食は、剛力もちうどんというメニューを頼みましたが、これは正解でした。

最後の71号の区間で少しハンガーノック気味になりましたが、それ以外は大丈夫でした。翌日いつものロングライドと比べて疲れも残らなかったので、今までの中では1番補給についてはうまくいった気がします。

以上です。