乗鞍ヒルクライムへの道(仮)

Rule#32:Enjoy the Little Things.

北海道縦断1日目(1)

少し遅い夏休みを使って、自転車で北海道を旅してきました。期間があいてしまいましたが、その時のことを書いていきたいと思います。

9月19日〜24日までの記録。

〜前書き〜

もともとバイクに乗っていたので、昔から北海道を走ってみたいと思っていました。しかし、どこでどう間違えたのか、バイクではなく自転車で走ることになってしまった訳です。

北海道に行くのは今回が初めてのことでしたが、これからもなかなか行く機会なんてないことでしょう。それなら、今回の旅で思いっきり走りたいと考えて北海道を縦断してみることに決めました。

北海道を走れるのは6日間。最初の4日間で函館から稚内まで移動し、5日目はフェリーで礼文島へ。そして、最終日となる6日目は日本最北端の地である宗谷岬まで行く計画をたてました。

北海道縦断1日目

〜壊れたiPhone

7〜8年ぶりの飛行機に乗って、朝一の便で羽田から函館へ(発6:55〜着8:15)。

初めての北海道に到着すると、早くもアクシデントが発生しました。今日はiPhone6の発売日だったのですが、そんないいタイミングでiPhone5のホームボタンが壊れてしまったのです。

ホームボタンが使えないと画面の切り替えができません。その為、画面を切り替える度にiPhoneを再起動しなければならなくなってしまいました(AssistiveTouchという画面にホームボタンを表示する機能があるのですが、この時はまだそのことを知りませんでした)

壊れてしまったからには、悩んでいても仕方がありません。ここはもう割り切って、この不便さも旅のスパイスなのだと思い込むことにしました。

まずは出発の準備、気を取り直して自転車を受け取りに行きます。北海道は静岡より少し肌寒かったですが、それほど大きな気温差は感じませんでした。

〜はじまりはクマから〜

自転車は空港の近くのヤマト運輸の営業所に置いてあります。輸送にはサイクリングタッグというサービスを利用したのですが、このサービスなら4000円ほどで自転車を静岡から北海道まで送ることが可能です。

営業所で自転車の入った輪行袋を受けとり、空いているスペースで準備をしていると、近くを通る人に何度か話しかけられるといったことがありました。

その中で出会ったあるご夫婦には、旅に役に立つ北海道情報をたくさん教えてもらったのですが、やっぱりというべきか、クマに関する話題が多かったです。

今の時期は冬眠前で特に危ないらしく、クマには十分に注意するようにと言われました。奥様の話だと本州のツキノワグマ程度ならまだ戦えるけど、北海道のヒグマは3mくらいあるから無理とのことでしたが、そもそもツキノワグマともまともに戦えそうにない自分がヒグマに出会ってしまったらもう駄目な気がします。

そんな生の北海道クマ情報を聞いていると、だんだんヤマト運輸クロネコマークがクマに見えてきました。日が暮れてから車通りの少ない山道を通るようなことがもしあれば、必ず持ってきた熊鈴をつけて走ろうと心に決めました。

自転車の組み立て作業で1番心配していたキャリアの取り付けにも成功し、パニアバッグに重さが左右均等になるように荷物を入れていきます。その他、すべての必要な作業を終えた頃には11:30になっていました。(輪行袋は帰りにまた使うので、稚内の営業所へ輸送)

準備に要した時間は2時間半と、思っていたよりも時間はかなりかかってしまったが、思ったよりうまく準備をすることができたのでよしとします。

という訳で、これでようやく出発の準備が整いました。北海道に来るのは初めてなので、これから走るのは100%知らない道です。この日は洞爺湖を移動する予定。期待と不安を胸に、最初の一漕ぎ。こうして北海道縦断の旅がスタートしました。

北海道縦断1日目(2) - 乗鞍ヒルクライムへの道(仮)

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