乗鞍ヒルクライムへの道(仮)

Rule#32:Enjoy the Little Things.

20141102_玉川トレイルレース(Run:40km)

今日は昨年に引き続き、玉川トレイルレース(40kmコース)に参加してきました。

一昨日、昨日と雨が続いた為、トレイルのコンディションが心配なのと、練習不足感が否めないことを理由に棄権も考えたのですが、去年はギリギリ制限時間内に完走できたことを心の支えに、やれるとこまではやってみようと思い参加に踏み切りました。

開会式の模様、晴れ間も出てきて去年よりはいくらか走りやすそうです。

そして、7:30にスタート。

スタートしてから杓子沢トレイルに入るまではロードを含めた平坦区間、トレイルに入ってからはいきなり急登で一列で登っていくことになる為、ここまでの区間である程度自分の実力に合った位置にいるのがいいと思われます。玉川トレイルレースのマスコットキャラクター、玉ラン君さんがいたので着いていこうと思ってたら段々と離され、次第にその姿が見えなくなってしまいました。さすがです。ちなみに、玉ラン君さんは後ろにも顔があったりします。

杓子山トレイルを登り切った後は、タル頭トレイルに入っていきますが、ここもかなりの急登です。それでもまだかなり余裕があったので、今年も完走だけはできるのではないかと安易に考えていました。しかし、永遠山を越えて第1エイドを過ぎてからの大棚山に向けて登りはじめた直後、ぬかるみで脚を滑らせてしまいました。その瞬間、体の中にビィーンという音が鳴り響き、左脚のふくらはぎに激痛が。あまりの痛みにこれはもう完全に終わったと思いましたが、しばらくすると段々とおさまってきてなんとか進めるようになりました。ただ、まだ30km走らなければいけないのにこれではもう最後まで走るのは無理なのではないかという諦めが出てきました。

それでもだましだまし大棚山、中村山を越えていきます。20km以上走ったように感じていても実際はまだ15kmしか走っていなかったりで、一口で40kmと言ってもなかなか距離を詰めることのできない点でトレランの過酷さを感じます。突先山を越えて大山のエイドに着く頃にはもうほとんど走れないくらい消耗していました。それでもせめて、水見色のきらく市さんの郷土料理が用意されているという高山・市民の森のエイドまでは頑張ってみることにして、なんとか到着。もう正直なところ立っているのもままなりません。完全に限界を越えていたのでここでリタイヤしようかと思ったのですが、猪肉の入ったおにぎりを食べたらもう少しだけ先に進んでみようと思えてきて、最後の難関、2度目の永遠山へ。

登り返しまでの下りで、再びぬかるみに脚をとられて転倒したりしながら、最後の登りを登って行くのですが、永遠に続いているのではないかと思うくらい長い長い急登区間が行く手を阻みます。ペースもみるみる落ちて他の参加者の方に抜かれる頻度が多くなってきました。途中のロード区間でさえ、もう走ることができませんでした。もう自分が最後尾なんじゃないかと思いはじめてきたのもあり、最後の関門通過はできないだろうと絶望視。しかし、心の中ではそこで回収されるのを強く望んでいました。もう、限界の壁を何枚越えたかわからないくらいの状態だったので、スタート地点の玉川小学校に戻ることなど不可能だと思っていたからです。

しかし、無情にも最後の関門を制限時間5分前に通過してしまいました。ゴールの制限時間まであと45分、残りの距離はあと6km。走ることすら満足にできないのにそれに間に合わせるのは無理だと思いました。あとは、自力でゴールまで行けるかどうかだけでしたが、途中から正真正銘の最終走者になってしまい、スタッフの方が後ろにずっと着いて下さるようになりました。ずっとずっと止まりたくてしょうがなかったのですが、途中途中でスタッフの方や沿道にいらっしゃる方がかけて下さる応援に力をもらって、意識が朦朧とする中、なんとか玉川小学校まで戻ってくることができました。最後はたくさんの方がゴールで待っていて下さり、ハイタッチで出迎えてくれました。結局、制限時間の8時間30分を45分オーバーしての9時間15分でのゴール。時刻は16:45をまわっていました。こんなに時間をオーバーしてしまい、大変申し訳なく思うのと同時に、最後まで走らせてくれたことに非常に感謝しています。自力で40km走ったのではなく、その大半は大会に携われている皆さんのおかげでした。今年も玉川トレイルレースに参加できてよかったです。

本当にありがとうございましたm(_ _)m

以上です。