乗鞍ヒルクライムへの道(仮)

Rule#32:Enjoy the Little Things.

北海道縦断2日目(3)

北海道縦断2日目(2) - 乗鞍ヒルクライムへの道(仮)

〜長いトンネルを抜けて〜

16:00に五色温泉を出発する。五色温泉から倶知安への下りは、登ってきた道と違って狭い道だった。下り終わると大通りに出たが電波が拾えず、倶知安の市街地に着いてから宿をとることにした。

倶知安の市街地に着いた時には17:00を過ぎていた。線路の上にある橋が電波が届きやすそうだったので、そこに自転車を止めて電話をしてみる。しかし、3連休初日の小樽はどこの宿もいっぱいらしくてなかなかとれない。観光協会に問い合わせて、まだ予約できそうな市街地に近い宿泊施設を3件ほどピックアップしてもらい、上から電話をかける。1件目はいっぱいだったが、2件目は丁度キャンセルが出たらしく、OKが出て一安心。

後は、小樽に向けて国道5号をひたすら走っていくが、倶知安からはペースががくっと落ちた。今日はニセコパノラマラインをはじめ、登る量が多かった為、思っていたよりも疲れていたらしい。自転車の重さの影響がじわじわと出てきている。倶知安から小樽の目的地までは60km以上あり、まだまだ遠い。次第に辺りも暗くなってきた。

しばらく道なりに登って行くと、稲穂峠という看板があった。やけに登ると思ったら峠だったらしい。そのすぐ先には、長そうなトンネルが口を開けている。国道5号は交通量も比較的多く、長いトンネルを通るのは正直なところ怖かった。太平洋から日本海まで走った時の夜の道を思い出す。補給食のShotzを飲んでからトンネルの中へ。予想通りの長いトンネルだったが、下りだったのが幸いして早く抜けることができた。

小樽運河

ついに海岸線までたどり着き、小樽に入ることができたが、市街地まではまだまだ走らないとならない。思っていたよりもアップダウンがあり、なかなか進ませてはくれない。やっとの思いで小樽駅を通過し、その先の宿を目指す。

そして、20:30に宿泊先のホテルヴィブラントオタルに到着。フロントで受付を済ませると、自転車を館内に入れさせてくれた。自転車は専用スペースがないからとのことだったが、こういった心遣いは非常にありがたい。ホテルの方にどこか夕飯を食べれるところはないかと聞いてみると、周辺の飲食店の情報を細かく教えてくれた。

まだ北海道に来てからジンギスカンを食べていなかったので、小樽出抜小路という場所でジンギスカン屋に入ろうと思ったが、あいにく一杯だった。丁度来たばかりのお客さんが多そうだったので、回転も悪そうだったので諦めることに。

そこで、回転のいい、というか文字通りの回転寿しなのだが、「函太郎」というご当地回転寿し屋さんで夕飯を食べることにした。閉店間際だった為か、ネタ切れが多かった。本日のおすすめメニューでは、石狩産のものは全滅。まだ食べれるものを注文していくが、「自家製ふっくら煮穴子」というのが美味しかった。自家製ということは自分達で漁に出てとってきたということなのだろうか。

ホテルがある場所は本当に観光地のど真ん中で、観光施設がひしめき合っている。観光客の数も多い。小樽運河という観光名所も近くにあったので立ち寄ってみたが、街灯でライトアップされていてなかなか綺麗だった。小樽では泊まるだけになると思っていただけに、こういった小樽ならではの景色を見ることができて嬉しく感じた。

宿に戻ってからは、明日のルート決める。もともと、北海道のダムカードが欲しかったので大雪ダムに行くつもりだった。しかし、ルートが変わってしまった為、寄れなくなってしまった。他にダムカードをもらえるところを探してみるも、なかなか結論が出ない。ここで、しょうさんから教えてもらった美瑛のB級グルメ「カレーうどんピザ」のことを思い出す。少し回り道になるが、もし美瑛まで行くとしたら滝里ダムでダムカードをもらえる。点と点がうまく繋がった瞬間だった。明日は滝里ダム経由で美瑛まで行く。

そして23:00に就寝。今日は思ったよりも疲れた。明日は大丈夫だろうか。この日くらいから、やはり北海道に来たからにはライダーハウスに一度泊まりたいと思うようになっていた。泊まるとしたら、4日目か5日目になるだろう。

ルート;豊浦〜洞爺湖〜真狩〜ニセコ倶知安〜二木〜余市〜小樽 
走行距離:195km 
獲得標高:2500m

北海道縦断3日目(1) - 乗鞍ヒルクライムへの道(仮)

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