北海道自転車旅(道東・桃岩荘編)その6
朝早くに起きて利尻島行きのフェリー乗り場に向かう。みどり湯からはそんなに離れてない。途中でコンビニによって朝食を食べたり補給食を買ったりした。
自転車に荷物券をつけてフェリーに乗る。
係の人にフェリーの1階の駐車場の脇に固定してもらう。前に北海道に来た時の同じような光景。前回は礼文島だけで利尻島には行かなかった。なので利尻島は今回がはじめて。
天気に恵まれて利尻山が良く見える。白い恋人のパッケージはここ利尻島で撮られたものらしい。あまり時間がなかったので寄らなかったけど写真が撮られたスポットがあって観光名所になっている。
少し休憩。近くに湧水が合ってボトルに水を補給できた。
らーめん味楽でランチ。どうやらこのラーメンを食べることを目的に利尻島まで来る方もいるらしい。ラーメンも食べたけど、近くのセイコマでカツ丼も食べた気がする。なんだかはまってしまった気がする。
セルフサービスっぽい感じだったので箱に代金を入れる。
ミルピスはカルピスを濃厚にしたような味で美味しかった。少しすると中からおばちゃんが出てきた。ミルピス以外にもギョウジャニンニクジュースとかもやっているとのことでサービスで飲ませてもらった。今まで飲んだことのないようなそちらも美味しかった。お話好きなおばちゃんだったので色々とお話させてもらう。するとフェリーの時間が結構迫ってきたので港に急ぐ。ミルピスの原液を一本買って送ってもらうことにした。
なんとかぎりぎりフェリーに間に合った。3時間半くらいで島を一周したことになるのかな。次は礼文島へ。
礼文島に到着。今回は利尻島からもそんなに距離がないので利尻山が良く見える。
港には今日泊まる予定の桃岩荘のお迎えが来るようになっているけど、少し時間があったのでホッケのちゃんちゃん焼きを頂く。礼文島の名物。
桃岩荘へはこのブルーサンダー号で移動。トンネルを抜けるとそこは桃岩時間といって現実世界と1時間ずれる。らしい。他の宿泊者の方にどのくらい旅をしてるんですかと聞けば1年半とか普通に返ってくる。最果ての島はそんなところ。
桃岩荘の外観。後ろには夕陽。中に入るとヘルパーの皆さんが正座でお出迎えをしてくれる。そして色々楽しい話も交えながら桃岩荘のことを説明してくれる。ヘルパーさんというのは宿の住み込みの従業員さんみたいな感じ。
もともと桃岩荘はニシン小屋だったらしい。壁には夜のミーティングで使う用の歌詞が所狭しと並ぶ。ここ桃岩荘はユースホテルなんだけど夜のミーティングというものがありそこで礼文島についての話をヘルパーさんにしてもらったり歌を歌ったりみんなで踊ったりする。結構クレイジーだ。中にはそんなことを知らずに宿泊する方もいるらしい。きっとびっくりする。一昔前は日本三大バカユースと呼ばれて他にもそういうことをやっていたユースホテルもあったみたいだけど今では桃岩荘だけになっているらしい。二階は宿泊者のベッドになっている。
桃岩荘の目の前は海岸が広がっていて夕陽が綺麗に見える。この辺りでは海岸でメノウが拾えたりもするらしい。奥に見えるのは猫岩。猫の形に見えるかな。
そんな夕陽をバックにみんなで歌を歌います。旅の恥はかき捨てともいうのでここは一生懸命歌います。ぎんぎんぎらぎら日が沈む。じっと夕陽が沈むのを見ることなんて普通に生活をしているとそんなにはない気がするんだけど今回は多い。
夕陽が沈むと再び中に入って桃岩荘名物のミーティング。もうみどり湯と一緒に文化遺産にしてほしいくらい独特な雰囲気だったけどとても面白かった。好みはわかれるかもしれないけど、桃岩荘が好きな人達とヘルパーさんの手によって代々受け継がれてきたもの。
宇宙生命体ギャラン。桃岩荘唯一のペットという位置づけらしい。
夜は遠くで光が見えた。話によるとイカ漁の漁火とのこと。はじめてみた。
ここ桃岩荘ではミーティングと同じく名物の愛とロマンの8時間コースというハイキングコースがある。宿泊者の中で希望した人がその時のメンバーで一緒に礼文島を歩く。これはぜひとも参加したいと思っていた。明日の参加者は少なくて自分の他に1名だけ。知らないもの同士で2人で長時間歩くことになる。ここまで来たら歩きたいよね。もちろん参加で。ヘルパーさんから写真でルートの説明をしてもらって明日に備える。
~その7につづく~