20160914_四国周遊1日目:しまなみ海道〜水ヶ峠〜道後温泉(Bike:140km)
少し遅い夏休みを利用して、四国を走ることにしました。準備が追いついていなくて自転車を送るのもギリギリ、寝台特急のチケットを買うのも前日といった感じです。4日間旅をする予定で、1日目だけはコースを決めているものの後はほとんど決まっていません。おまけに天気予報を確認してみるとほとんど雨、それでも行ってみることにしました。
という訳で、深夜に寝台特急のサンライズ瀬戸に乗って出発です。
寝台特急を使うのは初めてでしたが、なかなか快適に過ごせました。
岡山駅に着いてから電車を乗り継ぎ、8時過ぎに東尾道駅最寄りのヤマト運輸の営業所に到着しました。1時間ほどかけて自転車を組み立て、輪行バックを香川県に送ります。雨が降り出してきたのでレインウェアを着込み、まずは尾道駅まで移動します。
尾道駅に着きました。雨が止んだのでレインウェアをパニアバッグにしまいます。向島行きの渡船を待っているとイギリスから来たサイクリストの方に話しかけられました。これから走るコースや、英語版のしまなみ海道の地図が凄くいいことなどを教えてくれました。走るのが楽しみで仕方ない様子でした。
橋の中の道はこんな感じです。島の一般道は平坦な道が多いですが、橋に入る時には少し登ることになります。
因島名物のはっさく大福は季節が外れていて店頭に並んでいませんでしたが、代わりに金柑大福が売っていました。
しまなみ街道は信号もほとんどないし、道案内も兼ねた自転車レーンの青線があって走りやすいです。
沿道の声援も受けて順調にしまなみ海道を進んで行きます。
多々羅大橋を渡って大三島に入るとそこはもう四国、愛媛県です。大三島にあるサイクリストの聖地記念碑は台湾とのサイクリングロードに関する提携を記念して建てられたとのこと。ここは多々羅大橋もよく見えるので記念撮影にもってこいの場所です。
ここは大三島橋の手前になりますが、とても瀬戸内海らしい良い景色です。停まって休憩をしていきました。
大三島橋を渡って伯方島へ。この島には行ってみたいところがあったので、少しコースを外れて寄り道です。
伯方島と言えば伯方の塩、伯方の塩と言えば伯方塩ラーメンです。ということで行きたかったのはこちらのお店でした。サイクルラックに自転車を掛けてみましたが、荷物の重さでどうしても後輪側が下になってしまっています。
伯方塩ラーメンは美味しかったので、寄り道して正解でした。この伯方島はしまなみ海道が島の左端をわずかに通るのみ。多くの人は島を周遊せずに通り過ぎてしまうとのことで、お店には伯方塩ラーメンを通じて伯方島の良さを伝えたいという思いもあるようでした。
さて、伯方・大島大橋を渡るとしまなみ海道もそろそろ終盤です。
最後の来島海峡大橋を越えて今治に到着。小雨は時折降っていましたがレインウェアを着るほどではなく、しまなみ海道を快適に走ることができました。
サイクルターミナルのサンライズ糸山にある風のレストラン。伯方塩ラーメンを食べてから2時間くらいしか経っていませんでしたが、パエリアが美味しそうだったのでここで2回目の昼食です。
iPhoneアプリの自転車NAVITIMEで今日の目的地の道後温泉までのコースを検索すると、出てきたのは海岸沿いを通るコースと山を突っ切るコースの2つ。しまなみ海道を通った後なので山を突っ切るコースを走ることにしました。道中、大きな扇風機みたいなオブジェがありましたが、造船の街であることを考えると船のスクリューなのかもしれません。
国道317号を登っていくと水ヶ峠トンネルに差し掛かりました。雨が本降りになってきたのでレインウェアを着込んでいましたが、登りだと蒸れて暑いです。このトンネルを抜ければ後はほとんど下りなのでとりあえず今日の難所は越えることができました。
途中でダムカードが貰えそうなダムがあったのでついでにダムカードをGETしようかとも思いましたが、既に管理事務所の営業時間は終わっていたので断念しました。それもそのはずで辺りは段々と暗くなってきています。道後温泉まではあと少しです。
そして18時30分頃に今日の目的地、道後温泉に到着しました。宿はすぐ近くで、自転車の置き場所も柔軟に対応して下さり助かりました。雨には降られたけど、しまなみ海道も走れたし決行して良かったなと思いました。
問題は明日の予定がほとんど決まっていないということ。天気の問題もあるし、なかなか予定が立てづらいです。祖谷渓まで行こうか、それとも石鎚山スカイラインから瓶ヶ森林道に抜けてみようか。そういえばロビーに正岡子規記念館や坂の上の雲ミュージアムのポスターが貼ってあったなとか色々考えていたらいつの間にか眠ってしまっていました。
という訳で、2日目に続きます。