限界突破マラソン練習帳/岩本能史
読書
限界突破マラソン練習帳 「サブ4」「サブ3.5」「サブ315」「サブ3」書き込み式10週間完全メニュー
- 作者: 岩本能史
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/10/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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読んでみましたが、わかりやすくてとても良かったです。目標タイム毎の練習メニューが10週間分載っています。この本の特徴としてビルドアップ走を重要視しているのですが、特に注目すべきはソツケンと呼ばれる本番の10日前に行う15kmのビルドアップ走です。これは目標タイム毎、5km毎に設定されたペースで走り切ることができるかどうかで目標タイムを達成できる実力が備わっているかどうかがわかるというものになっています。
サブ4 :28分→27分→25分30秒
サブ3.5 :25分→24分→22分30秒
サブ315 :23分→22分→20分30秒
サブ3 :21分15秒→20分15秒→18分45秒
なかなかフルマラソンの距離を練習で走ることはできないので、こういった代替できる情報があると一つの目安になるので本当に助かります。ある程度の母数のランナーを見てきたデータに基づいていると思われるので信頼度も高そうです。この部分だけでも十分読んでみた価値があるように思えました。
自分の目標タイムはサブ3.5なので、15kmを5km毎に25分、24分、22分30秒とペースを上げて走れるかどうかがポイントになります。結構厳しい印象を受けますが、なんとかいけるかもしれません。試してみないとわからないので10日前まで待たずに1度力試しのつもりでやってみようと思います。
ちなみにサブ3.15のソツケンはスピード的には最後の5kmにも対応できそうですが、それまでにスタミナ不足になるので自分にはほぼ無理です。サブ3に至っては最後の5kmのペースで走るにはスピード的にも対応できないので絶対無理です。やっぱりサブ3を達成するというのは物凄く難しいことなんだなとこの本を読んで改めて思いました。
結局のところこういう類のことってやるべきことの正しい把握と、それを実際にどうやってこなしていくのかに掛かっているのだと思うのですが、そこがなかなか難しいところです。少なくともこの本の内容を中心に考えていけば大きな間違いはなさそうなので、静岡マラソンまでできる限り練習メニューをトレースしていけたらと思います(とは言え、自由度が少なくなってしまっても面白くないのでうまくバランスを取っていけたらいいなとも思います)。
以上です。